カンボジアでの3年
カンボジアにきてあっという間に3年が過ぎました。私は農業地帯をまわり、指導にあたっています。
カンボジアですが、英語はあまり通じず現地語がメインとなります。私の場合現地の農家の方と接する機会が多いのでなおさらのことでしょう。言葉については話せたほうが断然いいです。ただ、ちょっとした日常会話や農業用語を覚えておくと意外とそれで通じたりもします。
私は大学時代、日本での社会人生活で研究をメインに行ってきました。そのため指導については実質カンボジアがはじめてです。
日本とは気候も文化も異なり、特に農機具がそろっていないのは困りました。水の確保からスタートし、時には地雷が埋まっている付近にいかなければならないこともあったので注意も必要でした。
現地の人に話しをしてもコミュニケーションがうまくとれず、苦労したことは何度もあります。それでも根気よくあきらめないことが大事だと学びました。
やり方をちょっとかえれば、農作物についても豊富に取れるようになるといった点もけっこうありました。実際にそうした点を改善してみて取り組んだ結果、以前の倍以上の農作物が収穫できたこともあります。このように1つ1つ階段を登っていくという表現がぴったりな形で仕事に励んできました。