現地の人の笑顔
この仕事をして1番うれしかったのは、現地の人の笑顔です。カンボジアは経済発展しつある国ですが、農村部ではまだまだ貧しく、中には時給がまだましな地雷収集で家計を支えている人もいます。地雷収集ですが、リスクもあり爆発事故にあって体が不自由になった人もたくさんいます。
そうした人は貧しい農業地帯の人たちが多いです。さらにその中でも自分の土地を持っていなかったり(小作人という立場の人)、不作でやむを得ずといった人がほとんどとなっています。
私はカンボジアの地に少しでも作物が豊富になり、農家の人々の生活が豊かになることを願うばかりです。
私が指導しても言葉が通じなかったり、今までのやり方をかえることを良く思わない人も当然います。最初は協力を得られなかったこともけっこうありました。それでも自分の背中を見せれば、現地の人はいずれついてきてくれます。そうしたことも身にしみてわかりました。
幸い言葉が通じなかったこともそうしたことを実感した1つかもしれません。自分の姿を見せるしかできない状況だったからということもあることでしょう。ひとまず任期までしっかり仕事をやり遂げることが私の目標です。